2014年2月1日土曜日

データからガンバ大阪ヤットのすごさを客観的に証明



2013/12/04 ベルサール神田で開催された
DATA SCIENTIST SUMMIT 2013(http://event.shoeisha.jp/dss/20131204/)
にて、「A-7:一億総データサイエンティスト時代に向けて」
ではじめて、西内 啓 氏の講演を聞いた。
話の展開力や、リズム感など、魅了されたことが記憶に新しい。

西内氏は、ベストセラーの「統計学が最強の学問である」の著者であることは知っていたが、他の書籍のことは全く知らなかった。

自分の好きなサッカーネタとかぶっているので、ずっと読みたいと思っていた。


  • 第1章 データから読み解く一流プレーヤーの技術
  • 第2章 データを使って隠れた才能を探し出す
  • 第3章 データで振り分けられるプレーヤーの役割
  • 第4章 データが教える得点につながるプレー
  • 第5章 データが示す勝敗を左右するプレーヤー
  • 第6章 データが明らかにするサッカーの気になる疑問



目次が上記のようになっており、読みすすむ上で、この目次構成の展開力の素晴らしさにうなずいてしまう。
各章で疑問に思ったことが、次の章に繋がるように気持ちよく誘導され、疑問がどんどん解決されていく。


得点ランキングの上位プレーヤーは、やはり数字上でも良い結果がでるのだが、データの分析では、日頃スポットがあたっていない、優良選手や、見えない貢献を明らかにしてくれている。これは結構玄人好みの結果をもたらしてくれる。
ただ、2012年の書籍で、2011年のJリーグのデータなので、私自身の当時のJリーグの記憶が曖昧であることが悔しい。

データによるランキンングにはじまり、主成分分析、クラスター分析、回帰分析、ステップワイズ法、などを使いながら、隠れた才能を持つ選手をデータから発見したり、得点に繋がるプレーを分析し、次には勝敗を左右するプレーヤーへと展開している。このような展開力によって、本書にぐいぐい引き込まれていく。

本書の解析は平均的に有利になるための答えは提示できたとしても、絶対に勝つための答えや、まして絶対に優勝するための答えを与えるわけではない。... 優勝するかどうかなどといった運命を左右するのは、しばしば確率的な有利不利を越えた何かであるのである。

最後の方では、現代統計学の関連性からの予測だけでは、まだチームを優勝させることが簡単ではないということも明言しており、優勝させるためには、オフザボールの選手の動きも重要であることを示唆している。

タイトルにもあるように、客観的なデータ解析結果からも遠藤選手のずば抜けた結果が見て取れる。勝率オッズとドロー率オッズから117%という勝ち点の根拠が、丁寧な説明とともに記載されている。


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