2014年1月19日日曜日

イーロン・マスク。同時代にこんな天才がいるなんて。





ペイパルの創業者のイーロン・マスク。宇宙ロケット、電気自動車、太陽光発電というどれもが国家規模の事業を1人でやってのける人間がいるなんて。もう言葉がない。
冒険家、救世主。地球を救うんだろうという期待を持ってしまう。
スタンフォードを2日で辞めている時点で、凡人とは全く異なる思考ロジックなのか?いや、当たり前のことを純粋に追いかけているだけなのかもしれない。
持続的イノベーションを打破するのは、新規参入の破壊的イノベーションなのだろう。これがまさしく当てはまる。

以下のTEDの動画で、この人の魅力が良く分かる。情熱はあるけでイヤミ感がまったくない。

TED: イーロン・マスク 「テスラモーターズ、SpaceX、ソーラーシティの夢」




テスラ社のロードスターの加速が良く分かる動画もアップされている。
すんんんんんんごい。


0−400m対決:ポルシェ『911』 VS テスラモーターズEVスポーツカー『ロードスター』
http://www.youtube.com/watch?v=NhABHId42Kw


夢の仕組み


地球の人口が70億突破
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近い将来100億に届くだろう
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二酸化炭素の増加で温暖化
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地球以外の惑星に住まなくてはいけない
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火星への飛行可能なロケットが必要
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ロケットを作るためには時間がかかる
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二酸化炭素による地球環境の悪化を食い止めるための延命が必要
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排気ガスをまき散らすガソリン車より電気自動車
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電気自動車の開発が必要
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それを広めるには充電ステーションが必要
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太陽光パネルでの充電ステーション
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宇宙ロケット、電気自動車、太陽光発電
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人類を火星に移住させる


引用


イノベーションの方法
過去に例のない新しいものを生み出す場合は、原理に立ち返って物事を見つめ直す姿勢が最も重要

挑戦と成果の間には、過酷な試練が待っているものだ。

人生もロケット開発も失敗は避けて通れない。大事なことは失敗から何を学ぶかだ。
失敗をしなければ次のステップには行けない。失敗から短時間で最大限の学びを得るのがシリコンバレー流だ。

人類史にもし、成功の法則があるとすれば、それは、『失敗で挫けないこと』だ。挫折して座り込んでいては、いつまでたっても成功には辿り着けない。

原則に立ち返ること、思考停止に至っては行けないこと、チャレンジには試練がついてくるということ、失敗から高速で学ぶこと、失敗を経験しとことのない者に成功は訪れないのだろう。世の中に敗北者達はたくさんいるのだろうが、勝利した人達は、諦めずに邁進するエネルギーを持ち続けていたのだろう。自分を信じることと執念かな。


リーダー論
『指揮官はまず楽観的であることが重要だ。指揮に自身と情熱と楽観の匂いがなければ、勝利はおぼつかない』ドワイン・アイゼンハワー

夢には1つの習性がある。フォローの風に乗るとドンドン膨らむが、アゲンストの風に遭うとあっさりしぼんでしまうことだ。この習性をよく覚えておかないと、夢は手に入らない。

リーダーの果たすべき役割は、『直ちに必要とされているものと、遠い将来に必要とされるものを調和させていくこと』だ。
ピーター・ドラッカー
楽観的に振る舞うと同時に、中身は緻密に計算して、考え抜いているということと、それを実行できるだけの知能を持ち合わせているんだろう。稀代の天才だからなし得る技なのかも。



未来を手にする方法

『今』にしがみついて『未来』をあげつらうか、今を脱却し未来に光を見付けるか。

アイデアはあったのに、なぜ誰も作らなかったのか?『アイデアを実行することは、アイデアを思い付くより難しいからだよ』

『我々はここで未来を作っている』


21世紀のビジネス競争では、単品の性能をたかめるだけで勝利をつかむことは難しい。全体を取り込んだ便利で使いやすいシステムを生み出すことが成功の秘訣である。 
行動力だね。価値を心底考え抜き、没頭することで未来を切り開く。「我々はここで未来を作っている」カッコいい。


組織
シンプルな設計は、組織構造のシンプル化という大きな相乗効果も生んでいる。...ロケット設計がシンプルでないと、組織まで肥大してしまう。...設計をシンプルにすることで、組織のオーバーヘッドを極めて軽いものに変えた。

新しい技術を開発しようという時は、縦割り組織では対応できない。技術は極めて高度に複雑化しており、『ここまでが私の組織の領分です』なんて線を引いていたら、『進化のジェットコースター』から振り落とされる。

一度組織を作ると、市場が変化したからといって簡単に変えることは困難だ。本来、市場が『主』であり、組織は『従』であるはずのものが、組織が『主』になってかわらず、市場の変化から取り残されて企業は潰れる

とにかく大きいことを言いたがる人は、現場の小さな仕事にはなかなか目が届かないものだ。逆に、小さなことしか言わない人は、大きな未来は目に入らない。されば、大きいことを言いながら、小さい仕事にまで目配りできる経営者は稀少であり本物だ。
コンウェイの法則(『ソフトウェアの構造』は、それを作った『組織』を反映したものになります。」)を表現している。そして、組織構造は市場の変化に合わせて毎日でも変えたいと言っているユニクロの柳井さんの発言と通じるものがある。グローバルでトップを走っている経営者が考えることは一致している。徹底的に考え抜く経営者達の行動特性なんだろうなぁ。


ビジネス
お金は私たちの社会の必要なところへ流れていいく。カネを増やすことに知恵を使うのではなく、カネの使い道に知恵を使っていた。…人類を火星に送る宇宙ロケット開発こそまさしく価値のあるお金の使い方なんだ。たとえ、儲けが見込めなくても。

ここまで言い切ってしまうって、凡人には簡単なことではない。
あと、『フラッシュモブ』というワードをはじめて知った。このスピード感がシリコンバレーの現状を生み出しているんだろう。



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