2014年1月11日土曜日

「大地黄金」そこにいるあなたが大地を黄金にするのです



「心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる『禅の教え』読了。
枡野 俊明氏の書籍を初めて読んだ。禅の深さ。究極。

きっかけは、Agile Japan 2013
http://www.agilejapan.org/2013/program.html#02

枡野 さんの講演
「柔軟心 (にゅうなんしん) と庭園デザインにおけるユーザーエクスペリエンス」 
を聞き深く心を動かされ、ずっと気になっていた方だった。
新聞の広告で出会い、ぶらっと入った本屋で再会。これは購入しろとの神のお告げ。
購入して良かった。




時間を主体的につかうことの大切さ

『汝は12時に使われ、老僧は12時を使い得たり』
早起きをして、部屋の空気を入れ替え、季節ごとに変わる戸外の景色を見ながら、大きく深呼吸する。...風が運んでくれる小鳥のさえずりや木々の葉の色の変化に気づいて、完成が刺激され、磨かれることにもなるでしょう。ゆったりと食事のあとのお茶やコーヒーを味わっているうちに、朝の清々しさが身体にも心にも取り込まれます。...なんと『贅沢』な朝だと思いませんか?
実際にこれをやってみた。30分早起きする。その30分。新鮮な空気を吸い、小鳥のさえずりを聞き、いつもよりゆっくりしたペースでワンコの散歩をする。出勤までのほんのささやかな時間にお茶を『ゆーーーーーーくり』飲む。それから出勤。贅沢だった。本当に贅沢。これを日々の習慣にしよう。もしかしたら最高にカッコいいのかもしれない。


大地黄金

たとえそこがどこであれ、いまいるところ、自分が置かれている場所で、精一杯尽くす。すると、その場所が黄金のように輝いてくる。
光輝く黄金の大地があるのではありません。そこにいるあなたが大地を黄金にするのです。自分には合っていないように感じても、やりたいこととは違っていても、『いま』『そこ』で就いている仕事が『あなたの仕事』なのです。
いま、そこで、本気で取り組まないでいて、いったいいつなら、どこでなら本気になれるのでしょうか?
隣の芝生を見てもしょうがない。他人や他社をうらやむのではなく、自分の力でそれを実現する。リアルな映像を描き、それに対してスモールステップを踏んでいく。まだまだ黄金には輝いていないけどね。


冷暖自知

実践する中で経験を積み重ねて、体でわかる、つまり、『体感』することで、自分にとって正しい判断ができて、もちろん、行動もついてくるのです。知識だけでは『ものさし』を持つことはできないのです。
おー、これは、勉強会で出てきたことと同じだ。@garden_treeさんの言葉に通じるものがある。体験し、それを星として、軸として、絶対的なものとして持つということ。連チャンでこのようなことに触れるということは、今、意識の扉がそこに向いているんだろう。面白い。


「3年前の僕へ」
http://www.slideshare.net/garden_tree/3-28080469/136




引用



余計なことは調べない
どんなにたくさん情報を集めたって、『したいこと』も『生き方』も見つけることはできません。やはり自分の心の中に見つけることしかない。『心の置きどころ』をしっかり定めて、その心に問いかけてみるということでしょう。

八風吹けども動ぜず

そのときどきに、それぞれの風邪が吹いているだけのこと。ですから、どの風も自然に受け止めたらいいのです。自然に受け止める、ということは、真摯にその状況と向き合うことだといっても良いでしょう。真摯に向き合うためには、目を外側の『誰か』に向けるのではなく、内側の『自分の心』に向けることです。

起きて半畳、寝て一畳、天下とっても二合半

人間とは、いってしまえば、それだけの存在なのです。

柔軟心

やわらかい心、しなやかな心で生きなさい。
流れに任せるというのは、ただ流されるままになることとは違います。流れの方向を見定め、速さも読み切って、そのうえで、むやみに流れに逆らわず、みずから、すなわち、『頑固たる自分』として流れとともにゆく。

七走一坐

失敗の原因を素直に認識し、『これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった』というところまで心を開く人は、後日、進歩し成長する人だと思います。

本来無一物

人間は本来、なにひとつもたずに生まれてきたのだ、それが人間の本来の姿なのだから、執着するものなどどこにもない





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